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古代ギリシャ語の歩き方[初級]使徒パウロとめぐる新約聖書の世界【コリント篇】

浅野淳博 /神田恵菜

地中海世界を旅するように学べる入門書

古代地中海世界でラテン語とともに世界共通言語として発展した古代ギリシャ語。本書では永遠のベストセラーである「新約聖書」を舞台として、その執筆言語であるコイネー・ギリシャ語を学びます。案内役は新約聖書に登場する使徒パウロ。ゆかりの地・地中海のコリントを旅するように、1日1頁のゆったり学習でも約3カ月で初級文法の基本をマスターできるように工夫されています。単語や文法の学習の息抜きとしてコラムや写真を多数掲載。語学習得に不可欠な耳からの学習をサポートする音声付き。本文2色刷。

【目次】

まえがき 『歩き方』とつきあうには

第1週 アルファベットのはなし

第2週 動詞のはなし

第3週 名詞のはなし:男性編

第4週 名詞のはなし:女性・中性編

第5週 時制のはなし

第6週 代名詞のはなし

第7週 前置詞のはなし

第8週 形容詞のはなし

第9週 異態動詞のはなし

第10週 受動態のはなし

第11週 命令法と不定法のはなし

第12週 アクセントのはなし

あとがき 『歩き方』を読み終わったら

著者について

浅野淳博(あさの・あつひろ)
オックスフォード大学にて哲学博士号を取得(2003年)。現在は関西学院大学教授、京都大学講師。単著:Community-Identity Construction in Galatians (T&T Clark Continuum, 2005);『ガラテヤ共同体のアイデンティティ形成』(講談社/創文社、2012年);『NTJ新約聖書注解 ガラテヤ書簡』(日本キリスト教団出版局、2017年);『死と命のメタファ』(新教出版社、2022年);『新約聖書の時代』(教文館、2023年)。翻訳:R.ボウカム『イエスとその目撃者たち』(新教出版社、2011年);J. D. G.ダン『使徒パウロの神学』(教文館、2019年);E. P.サンダース『パウロとパレスチナ・ユダヤ教』(教文館、2024年)他。

神田恵菜(かんだ・けいな)
米ノートルダム大学大学院にて初期キリスト教学(2019年)と西洋古典学(2020年)の修士号を取得。東京基督教大学の『どこでもTCUエクステンション』にて、新約聖書ギリシャ語の入門講座および講読講座を教える(2021〜2024年)。現在はお茶の水聖書学院(OBI)でギリシャ語講師を務める。
古代ギリシャ語の歩き方[初級] 使徒パウロとめぐる新約聖書の世界【コリント篇】

古代ギリシャ語の歩き方[初級] 使徒パウロとめぐる新約聖書の世界【コリント篇】

浅野淳博 /神田恵菜

装丁:末吉亮(図工ファイブ)

2025年9月12日・刊 定価:2,200円+税 112ページ ISBN: 978-4-909753-23-6 並製 本文2色刷