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12月の新刊『キネマ/新聞/カフェー――大部屋俳優・斎藤雷太郎と「土曜日」の時代』の情報をアップしました。

12月の新刊『キネマ/新聞/カフェー――大部屋俳優・斎藤雷太郎と「土曜日」の時代』の情報をアップしました。

12月9日発送開始、12月12日ごろより発売開始の『キネマ/新聞/カフェー――大部屋俳優・斎藤雷太郎と「土曜日」の時代』の情報をアップしました。「日本における反ファシズム文化運動の記念碑的出版物」と賞賛された『土曜日』と、その発行人である斎藤雷太郎の生涯を鮮やかに描き出したノンフィクションです。
じつは本書は、35年前に京都新聞に「枯れぬ雑草」というタイトルで99回にわたってつづいた連載の書籍化です。残念ながら著者の中村勝さんは本書の完成を見ることなく、2019年1月に亡くなられました。
なぜいま、本として刊行したのか。そこには中村さんと親交のあった『古都の占領』などの著作で知られる西川祐子さん、元京都新聞記者の永澄憲史さん、そして編者をつとめた近現代史研究者の井上史さんの強い思いがありました。それは、井上さん執筆の解題、永澄さんのまえがき、西川さんのあとがきを読んでいただければ、よくわかっていただけると思います。
読後感はさわやかです。あの暗い時代に、あんなふうに生きた人がいた。いまの危機の時代を生きるヒントも見つかるかもしれません。