お知らせ

福嶋揚「キリスト教で読みとく国家・資本・エコロジー」連続講座を開催します

福嶋揚「キリスト教で読みとく国家・資本・エコロジー」連続講座を開催します

2018年、『カール・バルト 未来学としての神学』を刊行した福嶋揚氏は、危機に直面する現代社会を生き延びるエートスとして、20世紀最大の神学者カール・バルトの著作の分析を通して、「聖書」に埋め込まれた「希望」を鮮やかに描き出しました。

本連続講座ではその思索をさらに深化させ、私たちが新しい生き方と社会を創造するために、聖書とキリスト教がどのような未来へのビジョンを提示するのかを探っていきます。 講座は2019年5月スタート、全6回行われます。

クリスチャン、ノンクリスチャンを問わず、多くの方の参加をお待ちしています。

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◆講師 

福嶋 揚(ふくしま よう)

東京大学大学院博士課程修了(倫理学専攻)。テュ―ビンゲン大学神学部を経て、ハイデルベルク大学神学部にて神学博士号(Dr.theol.)取得。現在、立教大学大学院・無教会研修所・東京神学大学・日本聖書神学校にて講師。日本基督教学会(編集委員)・日本倫理学会・日本宗教学会・比較思想学会・宗教倫理学会等に所属。
著書:『カール・バルト 未来学としての神学』(日本基督教団出版局、2018 年)、『カール・バルト 破局のなかの希望』(ぷねうま舎、2015 年)。翻訳: ユルゲン・モルトマン『希望の倫理』(新教出版社、2016 年)。共著:『支配の政治理論』(社会評論社、2018 年)他。

 

◆講座主旨

今日、私たちは貧富差の極大化・生態系破壊・戦争という、これまで人類が経験したことのない三重の地球規模の危機に直面しています。しかし危機は同時に、人間が自身と世界にたいする関わり方を根本的に変革する好機でもあります。私たちが新しい生き方と社会を創造するために、聖書とキリスト教がどのような未来へのヴィジョンを提供しうるかを探っていきます。

◆講座内容・日程

第1回 2019年5月19日(日)
危機に甦るキリスト教の意義――未来学としてのキリスト教入門

第2回  2019年6月22日(土)
虐げられた者の解放――ナザレのイエスがもたらしたもの

第3回 2019年8月10日(土)
キリストの《復活》は現代人にとって何を意味するか

第4回 2019年9月7日(土)
《地上の国》か《天の国》か――国家とキリスト教の相克

第5回 2019年10月14日(月・祝日)
金と神――ポスト資本主義のためのキリスト教

第6回 2019年11月9日~10日(1泊2泊)
土(アダマー)と人間(アダム)――エコロジーとキリスト教
八ヶ岳でのキリスト教講座&エコロジーツアー
松原湖バイブルキャンプ泊。柳生博氏(日本野鳥の会会長、八ヶ岳倶楽部)の講演あり。

 

◆会 場

東京堂書店 東京堂ホール(東京堂書店6階)
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1 丁目17 番地

◆時 間

14:30~16:30 開場:14:15

◆受講料

第1回~第5回各2500円(含資料代) 学生割引各1500円
※第1回~第5回を通して申し込まれた方は、1講座分を割引いたします。
第6回 詳細は追ってお知らせいたします。

◆定 員 

各講座 30名

◆申し込み方法

1 グーグルフォームからの申し込み

https://goo.gl/forms/wp5KyBYxDCYJSygA3

2 FAXでの申し込み

参加希望の講座名、お名前、日中連絡のとれる電話番号、EmailアドレスをFAXでお知らせください。
FAX番号は、0422-77-4368 です。

◆講座内容の詳細

第1回 危機に甦るキリスト教の意義――未来学としてのキリスト教入門
現代の様々な危機の根底には、資本主義経済および諸国家の権力の暴走があります。こうした資本の力とも国家の力とも異なる第三の力、未来社会を切りひらく力を、キリスト教を手がかりとして明らかにします。

第2回 虐げられた者の解放――ナザレのイエスがもたらしたもの
旧約聖書において、神はイスラエルの民をエジプトでの奴隷状態から解放しました。新約聖書において、ナザレのイエスは政治と宗教の圧制から人々を解放しました。キリスト教の本質と可能性は、この解放の記憶を蘇えらせることにあることを明らかにします。

第3回 キリストの《復活》は現代人にとって何を意味するか
十字架上で死んだイエスが復活したという伝承は、世界史に残る巨大な謎です。しかしこの謎に満ちた伝承によってこそ、処刑された変革者の教えと生涯は無に帰すことなく、後世に記憶され続け、社会変革の源泉であり続けていることを明らかにします。

第4回 《地上の国》か《天の国》か――国家とキリスト教の相克
キリスト教はローマ帝国以来、国家宗教となった反面、現実の国家とは異なる理想を指し示し続けてきました。現代の国連にも引き継がれる「剣を鋤に打ち直す」理想、さらに国家の「正義」とは異なる、聖書に由来する「正義」思想を明らかにします。

第5回 金と神――ポスト資本主義のためのキリスト教 
金(マネー)への信頼は現代社会を支配する物神崇拝(フェティシズム)、聖書の言葉を用いれば「偶像崇拝」です。人間が自ら作り出したものに命を奪われる物神崇拝を克服して、ポスト資本主義の社会へと移行する道筋を、キリスト教を手がかりとして探ります。

第6回 土(アダマー)と人間(アダム)――エコロジーとキリスト教(一泊二日:八ヶ岳でのキリスト教講座&エコロジーツアー)
旧約聖書は、人(アダム)が土(アダマー)から生まれて土に帰るもの、地球の子であることを語っています。こうしたエコロジカルな人間理解を再発見して現代に生かすことこと、また地域の生態系に根ざした社会をつくる方法を八ヶ岳山麓で学びます。ゲストとして柳生博氏(八ヶ岳倶楽部、日本野鳥の会会長)をお招き
します。

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福嶋揚連続講座「キリスト教で読みとく国家・資本・エコロジー」案内(3.5版) 表

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